傷ましき瞳の男

版画家 日和崎 尊夫の思い出

プロローグ

何人かの、私にとって忘れえぬ人の中でも、師の吉田遠志と日和崎 尊夫は、特に強く心に残る人です。

いつか、この二人の恩人の事を書いてみたいと、長年想い続けながら、いざ書くとなると、きちんとしたした物を書かねばという思いが先にたち、なかなか踏み出せないでいたのでした。

兎に角始めてみようと思い立ち、枠組みとなるこの初めのページをUPする事にしました。

文章はこれから追々書き加えて行けば良いのだからと、自分に言い聞かせての見切り発車です。

全てを書き終えるまでにはかなりの時間が必要だと思っています。

なお、このページにUPされている日和崎 尊夫の作品は全て、私の手元にあるものから選びました。

擬人 1983  木口木版

出会い

私が初めて日和崎 尊夫に会ったのは、1980年11月16日、東京は中野の紅画廊でのことでした。 先輩の木版画家,黒木 郁朝と私との二人展の会場に日和さん・・・彼は周りからそう呼ばれていた・・・がふらりと現れたのでした。

続く もう暫らくお待ち下さい 2013 年 3月 8日

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