お願いと報告 岡本 (解決済み)全店立ち退きに
先月、私の借家権の権利に関して、調査をお願いしていた弁護士の根岸先生から、報告の電話を頂きました。 結果に付いては、後で書きますが、その際、根岸先生より、出来れば商店街の皆さんの率直なお気持ちを知っておきたい、具体的に言えば、今後どの様に相手方に対処するのか、また、これから先の個々の希望などを教えて欲しい旨の依頼を受けました。
その時の先生のお話しでは、相手方が立ち退きを求めている以上、住み続けるつもりなら、今後、法的な争いは避けられないのではと言う事でした。
急がないがと言う先生のお話だったのと、私事ですが、来月のドイツでの展示会の準備に追われていたこと、それと、相手側の戸別の訪問が始まっており、そんな時に、何だか、他人の台所を覗く様な質問をして回ることが、有らぬ誤解を招くのではと、正直、躊躇われた事もあり遅くなってしまいました。
昨日、大平さんより、根岸先生が来週の月曜日(23日)に、大平さんと私の件でH社側と話し合いを持つと聞きました。 先生が、それまでに皆さんの気持ちも知っておきたいと言っていたとも聞かされ、慌ててこの文章を書いている次第です。
御質問
今後の希望、対処について。 お考えをお聞かせ下さい。 これは、あくまでも皆さんの現時点での、率直な気持ちと言う事で、ここに書かれた事に、これから先も縛られると言うものではありません。
書くことが煩わしい様でしたら、下に幾つか、私なりに考えた例を書いて置きますので、御自分の考えに近いものに丸印をつけて頂いても結構です。
例 1. 今後は、自分で相手方と交渉をしていくつもりであり、条件が合えば立ち退く事も考えている。根岸先生の仲介は必要としない。
2. まだ、成り行きを見ないと何ともいえない、法的な問題になったときは、先生にお願いする事も有り得る。
3. 今後、先生に依頼することを考えている。
その外、ご自由にお書き下さい。 このアンケートをそのままファクスで、根岸先生にお送りするつもりですので、お名前も書き添えてください。今週の土曜日(21日)までに、岡本の方までお届け下さい。
私(岡本)の件について、
根岸先生のお話では、私のようなケースでは、その権利については裁判所により判断が異なるのだそうです。実際、良く似たケースでは、数は少ないのですが、勝訴の判例も出ているのだそうです。
また、これは太平さんから、根岸先生のお話しとして伺ったのですが、建物を取り壊す事を前提としている以上、三軒の真ん中(岡本塾)だけが明け渡す事は、両脇の2軒(宮崎さんと高橋さん)が残っていれば、相手側には殆んど何の利益も緊急性も無く、そこを主張すれば、暫らくは居続ける事も出来るだろうということでした。
私は、先日見えたH社の社長と、この件を専門に担当する事になったと言う、小坂なる人にも伝えたのですが、良い移転先が見つかれば、穏やかに出て行くことも考えています。ただ、どうしても期日までに見つけることが出来なければ、必然的に法的な手続きを取り、争う事になるだろうとも伝えておきました。
この際、相手側の小坂氏が、「法的に争うなどと事を荒立てずに、話し合いで穏やかに解決しましょう」と言ったのですが、元々、この話しは、H社側が、代理人の弁護士を通して、法的な争いを仕掛けてきたことから始まったのですから、矛盾した話なのです。
これから、その話し合いによる円満な解決を図るとしても、相手側の誠意が疑わしいとも感じています。
また、その際私が小坂氏に「貴方は、法律の専門家なのですか」とお聞きしたのですが、彼の返事は「私は法律の専門家ではないが、この様な事を長くやっていて、詳しいので、忙しい社長に代わって担当するように依頼された」と言うものでした。
これは、私の考えですが、小坂氏なる人物は、立ち退き問題のごたごたを専門に処理してきた人物、その道のプロではと言う気がします。
昨日届いた通知について (岡本の私見)
私は不在だったため、まだ受け取っていないのですが、昨日、H社から新たな通知が届いたようです。太平さん宛のをコピーして頂いたので読んでみました。
まず、これまで家賃として受け取っていたのは、実は家賃ではなく使用損害金であると言う件、あまりの唐突さ、姑息さに正直あきれました。今まで一度として聞いたことが無かった事です。
今後のために、自分達の法的な立場を強めておきたいと言う思惑なのでしょう。
こういう所が、相手の誠意を疑わせてしまい、今後の誠実な話し合いを期待できなく思わせてしまうのです。
これまで、家賃として受け取ってきた事は明らかです。振込先の知らせにも今後の家賃は・・・と書かれていたのでは? また、ゴルフさんで行われた、相手側との始めての話し合いでも、相手の所長なる人物が家賃の件はと、はっきり言っていましたし、こちらが、破損箇所の修理をお願いしたいと頼んだ際にも、それは出来ない、もしそれをするなら、家賃を相当額引き上げる事になると言っていたのでは。この時の会話は録音として残っています。
また、門間社長が初めから家賃と考えていた事も明らかです。H社がこの物件を落札した後で、裁判所にお金を払い込む以前の時期の事ですが、塾の前で、彼が隣の社員に「ここの家賃はもう入っているのか」と大声で聞いていたのですから。
供託の件について
相手側から、今後送金をしないようにとの事ですので、来月、銀行振り込みが出来ない様なら、八月分の家賃からは供託する事になると思います。
横須賀の法務局に出向いて供託するのですが。これは、必ずやっておかないと、居住する権利を失いかねません。
以上です
現在の状況 2008年・5月
私自身は、2007年の9月に、新しく塾とアトリエに使う借家に移りました。商店街に八軒あったお店のうち私を含め四軒が廃業もしくは移転し、今現在、四軒が移転の条件などを巡り交渉中。