続・日々のアルバム

2009年 12月〜

うだちゃんの送別会(1回目)

還暦祝い(鎌倉)

2010年の新年を迎えて

自転車に乗れたよ!

秘密基地発見!

中三・お別れ会

川上澄生美術館 ギャラリーコンサート&トーク

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日々のアルバム 2008〜2009
古い分

うだちゃんが、海外青年協力隊でアフリカのセネガルへ派遣される事が決まり、その送別会を逗子で行いました。派遣まではあと三ヶ月。それまではフランス語と現地事情の講習が合宿で行われるそうです。 

ただ・・・・この後もう一回送別会をやり・・・さらにもう一回予定されています。 まあ、名目は何であれ、楽しく飲めればこちらには文句はありません。

ちなみにこの傘は二人から還暦の祝いにいただいた物。澄恵さんとお揃いで。

12月5日

12月13日

私達夫婦の還暦を息子夫婦が祝ってくれました。
鎌倉の海に程近いホテルに泊まり、翌日は孫達と江ノ島の水族館へ。

イルカのショーを見つめる孫達の真剣な顔と言ったら。 そう言えば、30年も昔ですが、子供達を連れて油壺でイルカやアシカのショーを見たときも、同じ顔をしていたなあ。
 
この写真を撮った後、カメラを落としてしまい、壊れてしまったので、水族館などの写真がないのが残念!

12月28日

うだちゃんの、バリ島土産。 私の「珍しラーメン」好きを知っているうだちゃんは、いつも現地のラーメンをお土産にくれます。スパイスの香りを嗅ぐだけで、アジアの空気を感じるような。 細身の春雨のような麺が特に美味かった。

年末、帰省していたOBが、お土産持参で塾を訪ねてくれました。近所のスナックで久し振りの歓談。

ここ何年も、正月の御節は家庭では作っていません。 デパートで、何とかのおばあちゃんの味というのを注文。手軽で見た目も良く、そこそこ美味しいけれど・・・・・・・

わが町の氏神様。岬の先端の、丘の上に立つ熊野神社に初詣。お御籤は吉。長年の努力が報われるとありました。 本当なら嬉しいなあ。

2010年1月2日

1月3日

アトリエの近くの、海辺の遊歩道。

今日、初めて補助輪なしで自転車に乗れたお兄ちゃん。きっと、今日の事は一生忘れないよ。

お父さんに何度も後ろを押さえてもらって練習。本人よりもお父さんが嬉しそう。

弟も来年は乗れるよ。

1月3日

地区の氏神様の裏山。 山というよりはちょっとした崖と行った所。ここがお兄ちゃんのお気に入りの「冒険」の場所。

木の枝や根につかまりながら、一生懸命登ります。 今日も、いつものように登って来たら・・・・・秘密の基地が。

「秘密基地発見」に大喜びのお兄ちゃん。 弟がここまでは登ってこれない事も、彼には気に入っているようです。

お兄ちゃんのプライド? 

「今度来る時は、ここで一緒にお弁当を食べようね」と約束しました。

これは後で分った事ですが、この基地を作ったのは・・・小学5年生の仲良しグループ。 十人ほどで作ったそうです。その中の一人が塾の生徒。

他の子たちに聞いたら「僕達だって秘密の基地を作ったよ」と。

どうやら、この狭い町のあちこちに「秘密の基地」はあるらしい。

私も、子ども時代、友達と何度か秘密の基地ごっこをした覚えがあります。

2月25日

今日は塾の卒業式、つまり「お別れ会」。 今年の卒業生はこの4人。

皆で合唱を披露してくれました。

四人がそれぞれ一品持ち寄り。 それと、澄恵さんが用意したのは・・・・・ステーキ!

一人一枚。 自分の分は自分で焼いて食べます。 

今年は人数が少ないので、ちょっと奮発して、いつもより豪華な晩餐。 と言っても、勿論オージービーフですが。

ナイフとフォークで、切り分けて食べるのは初めての子もいて、皆楽しそう。 味付けも自分の分は自分でやったので、他の子と少しづつ取り替えて「俺の方が美味い」と言いながら食べ比べ。

このクラスは、初めは定員の9人から始まり、その後の3年間で色々な事があり・・・・・辞める子や入る子がいて、最後に残ったのがこの四人。正直、本当に苦労した学年でした。 

しかし、その分、思い出も多く、また残った生徒達の心も一つにまとまっていました。 全員が志望校に合格できたのも良かった。

お別れ会の終了間際、何を思ったのか、私と澄恵さんの前に四人が整列して最敬礼。

彼らなりの、私たちへの感謝の気持ちの表現と受け取りました。 胸もキュンとなりました。

2月28日 栃木県鹿沼市

このHPも一つの縁になって、憧れの川上澄生美術館でお話しをする事になりました。 題は「我が心の師父・川上澄生」

吉田司さんの夫人清子さんの、ハープによるギャラリーコンサートの前座として、15分の予定。

初めは、ステージ中央の椅子に座って、原稿を朗読するような形でと言う事になっていました。しかし、中三のお別れ会で、生徒達の前でリハーサル代わりの練習をしたら、評判は今ひとつ良くありません。

「先生らしくないよ」と言われてしまったので、朗読形式は取りやめ、立って、原稿なしで話す事に。結果は・・・・良かったと思っています。

話す前は緊張もしていたのですが、いざ話し始めると、普段の調子が出てきて、時間も5分ほどオーバー。
分刻みの進行表を作っていた、学芸員の臼井さんを慌てさせてしまいました。 会場の後ろで何度も時計を指差したり、指をくるくる回していました。

講演が無事終わった後、澄江さんと食事をした、創作料理の店「石の蔵」

学芸員の臼井さんに教えてもらったお店です。

宇都宮と言えば「餃子の町」 今回は食べる機会がなかったので、お土産に買って帰りました。

講演も無事終わって、吉田夫妻、長谷川勝朗氏、館長の柏村祐司氏と記念撮影

ノルウェーに作品を送る

一年ぶりの青空教室

うだちゃんの送別の宴

3月21日  

お菓子の貯蔵庫? 発見

ノルウェーの国立博物館(Museum of Cultural History) に、私の全作品及び版木の全てが収蔵される事になりました。 それで、今回第一回目の搬入として、240点の版画を送り出しました。

多色刷り版画が230点ほどと、白黒版画10点ほどです。多色刷りの作品はこれで八割ほどを送った事になります。

次回は白黒版画を200点ぐらいと、今回刷の良いものが無かったために送ることが出来なかった多色の作品、20点ほどを送る予定です。

知り合いの建具屋さんに、材料費の3000円だけで、作品を詰めるための箱を作ってもらいました。

2011年は、その博物館の創立200周年なのだそうです。それを記念して、私の作品の展覧会も予定されています。 

何故、ノルウェーなのか、何故、版木まで収蔵するのかに付いては、また別の機会に新たなページで説明したいと思っています。 ここまでの作業に13日かかりました。

三月としては暖かな日、久し振りに近くの遊歩道で「青空教室」をしました。4月から中学生になり、塾の始まる時間が遅くなる6年生とっては、これが最後の青空授業となりました。

一生懸命算数の問題を解く生徒達。

海からの風がまだちょっと寒いかな。

日本青年海外協力隊の一員として、アフリカのセネガルに派遣される事が決まったうだちゃんの、三度目にして最後の「決定版・送別の宴」。美代ちゃんまこちゃんの家で開かれた宴会には二人の心づくしの、豪華な山海の食材が並びました

暫らくは、日本の「美味しい味」を味わう機会が無いだろうからと、みよちゃんまこちゃんちゃんが奮発してくれたんですね。

炭火でじっくりと焼かれる、尾頭付きの鯛。 ほこほこで超美味だったとか。 と言うのも・・・・焼きあがる頃には、私は例によって、すっかり出来上がってしまい、炬燵で寝てしまっていたので・・・・・・。

今度ちょげに会えるのは、2年後ですね。

玄関の掃除中に、下駄箱の中に隠された見慣れぬ箱を見つけました。 中を見てみると・・・・・・御菓子がぎっしり。どうやら、小学5年生の「秘密の貯蔵庫」を見つけてしまったようです。

さすがに数までは数えていないだろうから、一つぐらい失敬しても分らないかな? いやいや、やはりそれは止めて置きましょう。 彼らにとってはきっと「大切な宝物」だから。

それにしても、冬眠前のリスみたいなやつらだなあ。

第29回 吉田版画アカデミー展 最終日

退職慰労の会

三月二十九日 於 信州昼神温泉 「ホテル伊那華」

五ヶ月間に渡って全国を巡回したアカデミー展の最終日。

南町田グランベリーモールのモンベルの会場で搬出作業。 ただ、この後、一部の作品は赤坂のUFJ銀行のロビーに展示されます。

30回記念展は今年の11月から渋谷モンベルクラブで始まり、その後半年に渡って全国6ヶ所を巡回する予定です。

記念展の特別企画を、メンバー皆で考えているところです。

兄と義弟の退職慰労会を、兄が長年勤めていた信州のホテルで行いました。 兄、私、妹の三兄妹が揃うのも久し振り。 ホテルは中部地方で人気ナンバーワンに選ばれたのだとか。 平日にも係わらず満室の賑わいでした。

ホテルの自慢は17種類のお風呂と豪華なバイキング料理。 控えめに食べたのですが・・・・・・この後、二皿、三皿と・・・・最後はデザート大盛りまで。 2キロ太って帰って来ました。

温泉に入ったせいなのか、皆、顔がつるつるしているような?

チェックインして直ぐにひと風呂浴びました。 夕食まではまだ3時間ほどあったので、澄恵さんはエステへ。 私は、兄と村内の古民家を訪ねる事に。

兄が案内してくれたのは、山の中腹の斜面に張り付くように建てられた民家。 ここは「出作り」の為の作業小屋なのだとか。

「出作り」とは、平地の少ない山間のこの地方で、自宅のある集落から、遠く離れた僅かな土地に作物を作る為に通って耕作する事。 その為の仮小屋がここ。 持ち主の建樹さん夫妻の温かいもてなしを受けました。

外は、ちらちらと雪が舞っていました。 中は囲炉裏の火がちろちろと暖かく燃え、鉄瓶の湯がちんちん音を立てていました。

ここで、囲炉裏で焙ったお焼きを頂きながら、民話や猟師の昔語りでも聞けたら最高でしょうね。

兄は、ホテルを退職後、この村のために働く事に。 農事組合「清内路健康の森」の代表として、村の活性化に取り組むのだとか。 道の駅のような施設もこの夏には完成予定。

それにしても、「よそ者」として、人生をやり直す為に都会から、地縁も血縁も無いこの村に来た兄。これほど村人の信頼を集めているとは。 やはり、人なつっこくて、裏表の無い人柄に拠るんだろうなあ。

ご他聞に漏れず、ここでも問題は、高齢化と過疎化。 農業や林業をやってくれる若い人たちに来てもうため、村は色々な優遇策をとってはいるのですが・・・・・・・。  誰か、やってみたい人はいませんか?

版画になりそうな美しい
民具と壁。

何十と並んだ鎌。 それぞれ使い道が
違うのだとか。

帰りの高速バスから眺めた南アルプス、中央アルプスの姿の神々しかったこと。
桜も綺麗だったなあ。

「マフラーで縦の線を強調すると細く見えるのよ」 何処で聞いてきたのか、そう言ってポーズをとる澄恵さん。 どうですか? 効果は有りますか?

ねえ、遊ぼうよ。

春休みの訪問者、美少女?二人組み

新入生募集

恩賜の煙草

机に向かって、忙しく仕事をしている時に限って、クロスケが窓から覗いてうったえます。 「玄関を開けてよ」 とか、「外でブラシをかけてよ」 とか。 

最近の彼女のお気に入りのお友達は、お隣のブチ。 でも、きみ達カップルって、去勢された雄と、不妊手術をした雌なんだよな。 なんか、哀れ・・・・・・。

春休みのいち日。 OBの高校生二人が遊びに来ました。 一人は中学卒業後、長野県の高校に進学したEちゃん。 もう一人は地元の高校に進学したMちゃん。

「で、二人とも成績は?」  「うーーん、まあ、頑張ってる」  「頑張ってるって、学年ではどの位?」  
「まあ、一応、学年で一番だけど」 県下でも有名な、名門進学校の学年トップとは!

「で、Mちゃんは?」  「うん、体育が4で後は全部5」   二人ともすごいなあ。 文学と法律が志望らしい二人、頑張れ。

教室の、新入生募集の張り紙を見て生徒が

「先生、教室の中に張ったって意味無いじゃん」 「外に張らなくちゃ」 「他の塾なんて、校門のとこでティッシュも配ってるよ」

確かにそうなんだけど、うちの塾は、卒業生の子供たちや、在校生の兄弟たちで持っているから、まあ、これで良いのです。

この煙草は、義弟から貰ったもの。 官僚としてのキャリアを登りつめて、勇退した義弟が、園遊会に招かれた折に拝領した物だとか。

彼は煙草を吸わないので、私に回ってきたのでした。 それにしても、愛煙家には厳しいこのご時勢に、まだ「煙草」とは。 煙草党の私には心強い励ましですね。

春、うらら

連休には孫達と網を持ってこよう。 小魚やザリガニ取りは楽しいぞ。おたまじゃくしもいるかなあ。

すっかり変わってしまったな

立ち退き問題が片付いてまだ1年もしないのに、商店街が在った跡地もすっかり様変わり。諸行無常。

4月 11日

版木を送り出す準備を始めたのですが・・・・

自宅もアトリエも版木であふれています。 押入れは何処もかくの如し・・・・・・・。大変な仕事になりそうです。

版木の埃を払い、乾拭きをし、色版が全て揃っているかを確認。

各版木に整理番号を付け、間に新聞紙を挟みこんで梱包。

一点分仕上げるのに何時間もかかります。

一人でやっているので、全ての版木、凡そ400点分を仕上げるのにかかる日数は・・・・・・・

考えたら、気が遠くなるので、ただただ、体を動かして行くだけですね。

でも、博物館の、最新の空調設備を備えた収蔵庫で保管されるのですから、頑張ってやり遂げねば。

それにしても、黴や、時にはゴキブリの死骸がこびりついた版木、一仕事終えると、頭の先からつま先まで、埃だらけ、授業前の入浴は欠かせません。

4月19日

先生! エイが泳いでいます!!

六年生との青空教室。 授業前に海を見ていた子供達が大きなエイが泳いでいるのを見つけました。

ここにいる

慌ててカメラを取り出し、写したのですが、あまり良く撮れませんでした。 残念

大きさは左右の幅が70センチぐらい、尻尾が途中で切れていました。

海を見ながらの勉強は、気持ちがいいなあ。

子供たちも教室での授業より気に入っているみたい。

ただ、やはり黒板が無いのは不便。 いつも青空教室と言う訳にはいきません。

クロスケのお気に入りのお友達。

吉田御夫妻と楽しい一日

楽しくハードなゴールデン・ウイーク

クロスケ君のお気に入りのお友達は、お隣のぶちちゃん。

朝、玄関まで迎えに来ます。

楽しそうに出てゆくけど、何処で遊んでいるのかな?

交通事故だけには会わないでね。

知り合って四十年近くになりますが、こうやってお二人とゆっくりとした時間を過ごす機会は、数えるほどしか無かったな。

吉田版画アカデミー主催者の司さんは、自身作家であるだけでなく、その木版画に関する知識もとても豊富なかた。

様ざまなところで、浮世絵や新版画、創作版画に関して講演もなさっています。

私も、分からない事があると、彼に教えを請うのですが、いつも丁寧に教えて下さり、とても感謝しています。

奥様の清子さんは、ハープの演奏家。 先日『川上澄生美術館」で披露された演奏の
CDを頂きました。 アトリエで仕事をしながら聴くのにピッタリ。

この日は、海辺を歩いて魚市場まで出かけました。 また、秋谷の海辺のレストランで楽しい夕食の一時も。

今年はアカデミー展の30回記念展。 また、来年は遠志先生の生誕百周年を迎えます。いろいろ忙しい年になりそうですね。 

今年のゴールデンウイークも例によって孫達と楽しいひと時を過ごす事ができました。秘密も基地にも去年は登って来れなかった弟も来ることが出来ました。 

海辺の公園で遊んで、ソレイユの丘にも行って、それに荒崎の磯でも遊んで、・・・あー、ハード!

パパ、もっと押してー

二人にせがまれて、お父さんはもうたいへん。

男の子二人のお守りは楽じゃないけど、普段の仕事は忘れて頑張るパパ。

気がつけば、いつの間にかパパの方が魚取りに夢中。 パパだって、まだまだ少年なんだね。 それにしても色々獲れたなあ。

海岸の小さな洞窟を探検!

フナ虫はちょっと怖かったな。石を投げても逃げないんだから。

夏はこの場所でキャンプもしたいね。

ただ、場所取りが大変だろうな。

毎年この場所は多くのテントで賑わうから。

お気に入りは私のヘルメット。 首が疲れないのかな? ソレイユの丘もたくさんの子供たち。 菜の花がきれいだな。

置き去りにされた猫

三十年ぶりの再会!

版木の裏にも、額の裏にも

アトリエに行く途中でいつも会う猫。 飼い主に置き去りにされたそうです。姿を見ない日が何日か続くと、元気にしてるかと心配になります。

地元のN中学にお勤めの小田谷先生。 なんと澄恵さんとは、30年ほど前、鎌倉の染の工房でご一緒だったのだとか。

澄恵さんが、その工房で友禅染を習っていた時、先生の助手をされていたのが彼女だったそうです。
大学では油絵専攻だったという小田谷先生は版画にも興味が有り、川上澄生も大好きなのだとか。

それにしても、30年も前に、「主人が長井で塾をしています」と言った澄恵さんの言葉を思い出して、訪ねて下さったのですから、驚きました。

当時の話題に花を咲かせ、楽しいひと時を持つ事ができました。

版木の裏、額の裏にも、日記代わりの色々なことが書かれています。 塾の生徒の寄せ書きや、夫婦喧嘩のぐち、下の子がこんな上手な絵を描いたなんてのもあります。 ノルウェーの博物館に収めたら今度はいつ見れるか。 記録だけは撮っておくことにしました。

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